へべすという柑橘類を知っていますか?
へべす(平兵衛酢)は、宮崎県日向市特産の柑橘類で、見た目はカボスやすだちに似ています。
まろやかな酸味が特徴。種は少なく皮が薄くて苦味が控えめなので、調理方法によっては丸ごと食べられます。
レモンサワーのように、お酒に加えて「へべすサワー」にして飲んでも美味しい♪
へべすを餌にして育った「へべすブリ」という宮崎県の特産ブランド魚もいるそうです(食べてみたい…!)
今回の記事では、「へべすを買ってみたけど食べ方や使い方がわからない。」そんな人にぜひ試してもらいたい、簡単で万能な調味料「へべす塩」の作り方もご紹介しています。
へべすの効能は?身体に嬉しい成分が多く含まれている!
へべすには「ナツダイダイン」という抗酸化作用のあるフラボノイドが含まれています。ナツダイダインは「発ガン抑制効果」や「がん細胞の増殖抑制効果」が期待できる成分で、同じような柑橘類のゆずに比べ、37倍も含まれています。
ナツダイダイン以外にも「ナルリチン」という抗アレルギー成分も多く含まれているので、花粉症の改善などにも効果が期待できます。
参考サイト:株式会社 K&Co.…日向へべすの効能について(https://himuka-hebesu.jp/2013/)
へべすで作る調味料【へべす塩】が万能すぎる!
数年前から塩レモン作りにハマっているので、へべすも同様の方法で塩漬けにしてみたら…正直言って塩レモンよりも美味しい!!!
特におすすめの食べ方はトマトとモッツアレラのカプレーゼにのせること♪トマトの旨味とモッツアレラのミルキーな甘味がへべす塩の酸味と塩気でさらに引き立ちます。
使うのはへべすと塩だけ!へべす塩の作り方
今回は長期保蔵用ではなく、すぐにでも使えるように、小さめに切って、塩分は少なめに作っています。へべすと塩がなじんだ2〜3日後から食べられます。
(材料)
- へべす
- 塩
(作り方)
- へべすは塩(適量)をまぶして皮をこすって水で洗う。
- つまようじでヘタを取り除き、水気を拭き取る。
- 4等分程度に切り、果肉と皮に切り分ける。果肉は粗く刻み、皮はみじん切りにする。
- 煮沸消毒した保存瓶を用意し、へべすの重量の10%程度の塩とへべすを数回に分けて交互に瓶に入れる。ふたを閉めて冷蔵庫で数日おいてなじませる(時々上下に振ってください)。
果肉と皮を一緒にみじん切りにすると、果汁が流れてしまってもったいないので、先に果肉と皮を分けて作りました。果肉は大きめに切ってください。
サラダチキンを和えても美味しいですよ!
宮崎県のふるさと納税の返礼品としても贈呈されているので、今年のふるさと納税の候補に入れてみてはいかがでしょうか?
生のへべすが買える時期は限られていますが、テレビ(マツコの知らない世界)で紹介されて話題になったご当地調味料「へべす酢味噌」はアマゾンなどで年間を通じて購入できます!